聞く耳歩き
エ コモ マイ!
ドッグトレーナーの黒澤です。
東京都内で犬のしつけ・おうち保育(幼稚園・遊び通園)を経営しています。
初めてお預かりのする子や、出張トレーニングなどでも
まずはじめに飼い主さんに
聞く耳をもってもらいましょう
関係性を再構築しましょう
コンタクトトレーニングをしましょう
とお話しています。これらは犬のしつけのお話なのですが
黒澤が勝手にそう呼んでいるだけなので、しつけの本などにのっているキーワードではないです。
多分。なのでその都度 飼い主さんに説明しているのですが、ブログに記しておくと何かと説明しやすいかなと思いまして。
なので今日は聞く耳のお話です。
黒澤はおやつを使った犬の誘導はやりません。あんまり好きじゃないのですよ。
そりゃおやつをつかっての陽性強化も勉強はしましたけど。
陽性強化は何か芸を教えるときにはとても有効です。イルカがジャンプしてクルクル回ってピィと鳴いて・・芸ですよね。イルカだってできるんだから犬だって陽性強化の手法をつかえば芸としてオスワリ、伏せ、マテなどの行動を引き出せます。
黒澤は陽性強化を否定しているわけではないですが、
この手法で教えられるのは犬の芸であって犬のしつけでは無いと思っています。
オヤツのために芸をしているんですよ。この違い、認識できていますか??
オスワリをさせるのに
座らなくちゃいけないから座るのか、座るとオヤツもらえるんだよねって座るのか、同じオスワリという行動でもその行動に至る気持ちが違う。
前者がしつけ 後者が芸です。
長くなりましたが、この~しなくちゃいけない意識を犬が持てている状態を
聞く耳と黒澤は呼んでいます。
このヒトは何を求めているんだろう、何をしちゃいけないんだろう、
とりあえず様子を窺おう🐶 と意識がこちらに向いている状態のとき犬はヒトに従順になります。
こちらの言うことを聞く準備が 聞く耳 です。
聞く耳もった状態、チラチラこちらに意識を向けながら歩調を合わせて歩いてくれてますね。
上手に聞く耳歩きできてます◎
オヤツをチラつかせながら歩けばもっとぴとぴとに脚側歩行もできるでしょう。
くどいようですが、別に脚側につけることが目的ではありません。
聞く耳持てている結果 上手に歩調を合わせて歩いてくれているのです。
この健気さ、犬ってとてもすばらしい。
ア フイ ホウ☆