犬のきもち③

エコモマイ🍀

ドッグトレーナーの黒澤です。

東京都内でペットホテル、おうちで犬のしつけ保育を営んでおります。

少し前になりますが、レフアが去勢手術をしました。

黒澤としては他の犬とトラブルなく、心安らかになれれば良いな🌟

と思っていました。

しかし、結果としては

一次的に精神状態がとても不安定になったように感じました。

これまでほとんど吠えることのなかったレフアですが

外を通るヒトや他の犬に対して過敏に吠えるようになってしまったのです💀

良かれと思っての施術でしたが、後悔先に立たず です。

そして原因不明の下痢に見舞われ体重もみるみる落ちてしまいました。

検査の結果、寄生虫などの要因は無く、フードが変わったわけでもありません。

フラジールもディアバスターもゼンラーゼも効きません。

最終的に、ストレスが原因なんじゃないか と結論に至りました。

そうなると 犬の行動診療の分野です🏠

犬にとってのストレスってなんでしょう。

知らないヒトや場所、大きな音や自動車、ヒトのテリトリーでの暮らし、

初めて会う犬、お留守番も。

ヒトとの生活は、その一つひとつについてストレスと成り得るのですね。

だから犬の社会化って大事なんです。

しつけの相談などの傾向からも、

犬種によってもストレスの影響を受ける犬種とそうでもない犬種がいるなと

感じます。

これはあくまで黒澤が診てきた子達の傾向ですが、

ヒトと協調して仕事をする犬のグループは

ヒト社会でストレスを感じてしまう傾向があると思います。

平たく言えば、ヒト大好きなかまってちゃんですね。

例えば、レトリーバーのグループ。トイプードルも多いように感じます。

トイプーは愛玩犬ですが、遡れば狩猟犬のスタンダードプードルから作出された犬種ですから

さもありなん ですね。

そしてそんな子達の相談を伺うと、大抵がお留守番のある暮らしをしています。

ヒトと暮らしていく上でお留守番は必須のスキルですが、

幼少の頃より ちゃあんとお留守番の訓練もしないと慢性的に不安をかかえてしまう子になってしまいます。そのまま放っておくと破壊衝動、自傷行動、常同行動又は極度の吠えなどに発展し、いわゆる分離不安の状態になってしまいます。

さて、レフアですが、

不安やストレスの緩和に効果が期待できる、ジルケーンを飲ませるようにしました。

このジルケーン、母乳を飲んでスヤスヤ眠る赤ちゃんをヒントに作られてます。

あくまでも黒澤の感想ですが、

ミルク由来の天然成分の為、薬のような抵抗感はないと思います。

分離不安や環境ストレスの緩和など、行動診療の分野で獣医さんも使っているようですね。

さて、レフアですが、確かにスヤスヤと穏やかになったように感じます。

どうですか?トロンとして穏やかな寝顔に見えるのは、親バカでしょうか。

ゆっくり休んでねレフア

ア フイ ホウ🌟