犬の訓練 ①
エコモマイ🍀
ドッグトレーナーの黒澤です。
東京都内でペットホテル、おうちで犬のしつけ保育を営んでおります。
犬のしつけ が犬との関係性を構築する作業だとしたら
訓練は 犬に教える芸のようなものですね。
今日は 芸のお話です。
ドッグトレーナーは訓練のとき、主に陽性強化をしています。
こうすると良いことがある! こうしたらおやつがもらえたぞ?! と
犬に学習してもらうのですね。直前の行動とおやつを結び付けるのです。
陽性強化で大事なのは タイミングです。
その【直前の行動】の瞬間を捕らえ
そそそーその行動待ってました!はいっご褒美🍭て感じですね。
瞬間を捉えるのに便利な道具が
クリッカー
カッチン と音がでるだけの小さな原始的な道具です。
望ましい行動をしたときに カッチンと鳴らしておやつをあげます。
繰り返すうちに ははーんこうするとカッチと鳴ってご褒美くれるのかぁと気づきます。それを何度も何度も繰り返して行動を強化するのです。
名前読んで振り向いたらカッチン🎉
オスワリできたらカッチン🎉🎉
上手に待てたらまたカッチン🎉🎉🎉
そんな感じです。
ひとつの動作に付き100回位繰り返すと覚えてもらえるともいわれています。
カッチンと鳴らしたら必ずご褒美をあげます。間違って鳴らしてしまってもあげましょう。これはヒトと犬のご褒美を媒介したコミュニケーションなのですから。
ところでこの陽性強化。極端にいえば報酬の為ならなんでもするようになりますが、犬のみならず、ヒトも一緒だという考えもあるようですね。ヒトの場合、それは収入=お金だと。広義で言えば動物はみな報酬の為に活動している、だから陽性強化は正しいという方法論ですね。
なるほど、正しい一面ではあるかとおもいますが、ヒトはそれだけではないと思います。相手を敬う尊重する感謝する、またはボランティア活動に参加するなど、これらに対して、報酬欲しくてやっているヒトいないじゃないですか💡
おはようございます!って自然に言えますよね。
この心もちこそが大事だと黒澤は思ってます。
私見ですが、犬はには感謝するという概念は無いと思っています。
ご飯早くくれよ~とは態度で表しますが、ごちそうさまでしたと態度で示してくれる犬に会ったことありません。
ですが、こちらを敬う尊重する 関係性作りはできます。
ワンとの関係性でもこの心もちを大切にしたいと黒澤は思います。
カッチンで作られる関係はあくまで芸事ですので。
余談ですが、このクリッカー🎉
犬に芸を教えるには最適ですが、夫婦間で使うときはご注意を。
普段何もしないパートナーを観察して、洗濯物を取り込んでくれるかじーっと待って出来たらカッチン、食器を下げれたらまたカッチン なんてやっていると喧嘩になるようですので(*’▽’)
ア フイ ホウ!