犬を飼う前に読んでほしいこと①

ようこそ!ドッグトレーナーの黒澤です。

飼い主さんと犬がお互いにストレス無く楽しく毎日過ごせるようなヒントをお届けします!

さて、今日の話題は・・

犬を飼う前に読んでほしいこと です。すでに飼っている方もあぁそうだったのか!と思ってもらえれば幸いです。

みなさん犬を飼うきっかけって何ですか?かわいくておしゃれで珍しくてカッコよくて・・カタチからってヒト多くないですか?何かにつけ黒澤もついカッコから入りがちです。

でももし間に合うなら!犬を選ぶときにはカッコだけじゃなくて、どうありたいか、犬とどう暮らしたいかを考えてほしいです。カッコ、つまり犬種ですね。現代の犬はその大部分はヒトがある目的をもって作出したものです。世の中にはお仕事の数だけ犬種があります。愛玩の対象にみられがちですが、それぞれ目的を遂行する気質が遺伝子レベルで組み込まれちゃってます。反面、ペットショップには「品ぞろえとして」いろんな子がいます。珍しい子なんかは所有欲が掻き立てられますよね。

ここで黒澤が声を大にして言いたいのは【犬種は品ぞろえではなくて用途によって存在してる】ってことです。どんな用途でその子を迎えるつもりですか?例えば、ボーダーコリー。彼らは1日中羊を追い立てる遺伝子が組み込まれてます。体力も持つように作られてます。自分で判断して行動できるだけの頭脳も作られてます。極端にいえば遺伝子レベルで作出された羊追いマシーンです。かわいいボーダーコリーを迎えたとして、その用途の代わりにそれと同等のお仕事を提供できる自信がありますか?彼らの欲求を満たしてあげることができないと、結果として他者への攻撃行動などの問題がある日突然やってくることも少なくありません。ペットショップは知ってると思いますよ、でも言わないだけです、売れるから。

他、経験上よくあるパターンでは、ミニチュアダックスの吠え声、喧嘩っ早いジャックラッセル、足に咬みつくコーギー、

鳥をみかけたら豹変するポインターなどなど。その犬種としてはいたってフツーです。そのように作出されているのですから。ですがカッコから入って犬を迎えると、こんなはずじゃなかった・・となります。

なのでもし間に合うなら!飼う前に犬種図鑑で飼う犬種のこと、調べてみるのをお勧めします。入門編は家庭犬や愛玩犬のグループ。遺伝子レベルで愛されるように作られているので一緒に暮らしやすいです。そのほかのグループでもよくよく読んでみると、ちゃんと書いてあります。家庭犬に向く・性格穏やか・飼いやすい・などなど。そんな犬種から迎える子を選べば、ストレスなく楽しい毎日のスタートがくると思いますよ。

おまけ。日本犬って皆似ていますよね?これは日本人の犬観に拠るものです。ヤマトタケルの昔から番犬として犬を利用してきました。用途 番犬、以上。なので皆同じような見た目なのです。用途番犬なので独立心強くヒトとべたべたするのは本来は苦手です。番犬なので無理強いすると咬みなどの攻撃行動に出る傾向があります。マメ助はかわいいですがほどほどに。

ア・フイ・ホゥ!(またあいましょう!)